投稿69:食欲不振
最初気がついた症状は?: 突然、食事を食べなくなり、以下の症状 @ゲージの中でうずくまる Aゲージの外には出るが一ヶ所にうずくまり、つらそうに目を閉じて動かない B餌や果物などいつもの好物に多少興味を示すが食べない C壁に跳躍をつけて蹴るしぐさが激減 D排尿、排便のしぐさをするが排泄物なし 3月生まれで12月の中旬に発生。約9ケ月め。 7月体重 270g→12月 下記診察時 440g ♀ 症状についてコメントがあれば: ・体を伸ばしてけだるそうにする ・動きがにぶく、元気がまったくない ・食事、水をまったくとらない ・歯ぎしり どんな検査をしましたか: 1:不正交合の疑いとのことで、ミニスコープを口の中に入れて検査 2:レントゲンによる確認(横側からのみ1枚) 診断結果は: 1、スコープでは判別できない→不正交合の疑いは晴れないが診察としては限界 ・前歯の二本のはえかたが多少不揃い ・奥歯が舌に向かってはえて痛みを生んでいるかもしれないが確認不可 2、レントゲン ・歯については、側面からの確認だが、きれいなので横は問題なし ・しかし、奥歯は相変わらず不明 ・おなかにガスがたまっているように見える ・膀胱にたまっている尿もない ・おなかに異物が入っていることも確認はできないが大丈夫そう ・若干、肝臓が小さいように見える 原因につながる診断結果はなし。今後どうしても食欲不振なら血液検査などしてみる必要あり。 治療方法は: 1、丸1日食事をしていないので、獣医の先生がウサギ用のミルク兼ビタミン剤を使い持参したペレットをよく溶かして、 注射器に入れて強制給餌→何度もしっかり飲み込み食べ始める 2、おなかのガスを抜いたり、動きをよくする薬、痛み止めが混ぜられたストロベリー味の 薬も口から注射を使いその場で飲ませてくださった 約1.5時間も時間をかけて丹念に治療していただきました。元気はいまいちだが、待合室では チンチラを見る方がはじめてで、触らしてくださいなどの多数のリクエストに当人も嫌がらず に応え、大人気。具合が悪いはずなのに、そういう側面も見せてくれました。 その後の経緯は: いただいた薬を飲ませること(3日分)、強制給餌を家でも実行。最初の投薬から約12時間後 の早朝、ゲージの小屋をかじる元気な音がしたので、牧草、ペレットの溶かしたもの、ペレット固体を置くと、 いつものように食べ始め、その日は昼間も寝ているところをちょくちょく起こして、 牧草を2時間おきに食べさせ、以降、全快しました。 排便や尿の排泄が元に戻るには、さらに2日程度必要でしたが、元気にかけまわりはじめ安心しました。 投薬は、獣医の指示で2日めに中止。薬の痛み止めが効かなくなっても、ちゃんと餌を食べるか確認をしたいとのことでしたが、 上記のように薬を止めても食事をするようになりました。 奥歯であれば、麻酔をして削る処置が必要とのことでしたが、それはまだやっていません。 チンチラの歯のチャート図、前歯、奥歯を書類でいただきました。 他の飼い主さんにアドバイスがあれば: こちらの多数の掲示にあるように、小さい体の分、変調をきたすと一気に症状が悪化する恐れがあるので、 チンチラを診ていただける獣医の先生に一刻も早く駆けつけてみせることが大切でしょう。 何とかなるかもしれないというのは、犬や猫の場合だけで、もう一日遅いと、2日も食べないことになり回復が遅れたかもしれません。 獣医の先生いわく、症状が出てきたときはかなり進行している可能性が高いので、 普段の様子をよく観察することが大切とのことです。(げっし目のこうした小動物は特に) 原因として考えられること ・気候の変動と低温 ペットヒーターを入れると以降、それに乗っかっていますからやはり 寒さは注意が必要でしょう(17℃から24℃)を保つようにしました ・安眠を妨げない昼の静粛した環境への配慮 娘が冬休みに入り、具合が悪くなる数日は、昼間もゲージの置いてある部屋がうるさく、 よく眠れなかった可能性があり、これも原因かと思ってます ・昼は極力、誰も立ち入らない静かな環境の部屋で熟睡させてあげています。 意外とこうしたことで具合が悪くなっている可能性があるかもしれません はぎしりは相変わらず、ほんの少ししていますが、現状ではリスクの高い治療をするより、 牧草中心の食事をさせて、元気に過ごしてます。体重や毛並みを診る限り、健康なので問題なしとの所見でしたから、そのための毎日の生活環境を維持してあげるように心がけています。 投稿:yukii 様 |