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モルモット飼育情報

モルモットの飼育情報 目次

モルモットとは・・

モルモットの品種

モルモットの飼育

繁殖について・・

モルモットの病気



繁殖について・・・

★繁殖の前に
モルモットの子供は生まれた時から目が開き、毛や歯も生え揃っていて、まるで大人のミニチュアサイズのようです。(これを早成性といいます。)
だからといって産後のお世話が楽だからと無計画に繁殖させてしまうと、あとあと手に負えなくなる可能性が高いです。
もし、モルモットを繁殖させようとお考えでしたら、次のようなことに注意し、しっかりご検討下さい。

モルモットの繁殖は比較的簡単でよく増えます。だからといって無計画の繁殖は母親に大きな負担を与えるだけでなく、生まれた子供達の将来にも関わっていきます。飼い主さんはそのことをよく考えて繁殖に臨まなくてはいけません。

○モルモットは一回の出産に1〜4匹前後の赤ちゃんを生みます。
生まれた分だけ飼育のスペースが必要になり、時間や費用もかかります。きちんとお世話が出来るのか良く考えましょう。

○生まれた子を里子に出す場合は、事前にきちんと里親さんを探しておきましょう。

○母親となるメスのモルモットの年齢や健康状態に不安がないかチェックをしましょう。

○親と子、または兄弟での近親交配を行うのは避けましょう。
(近親交配で生まれた子は奇形を持ったり、病弱になる可能性が高いです。)

○繁殖は、春または秋など、子育てしやすい季節に生まれるよう、計画するのが理想です。
真夏や真冬の繁殖は絶対にしないようにしましょう。

★お見合いから交尾まで
オスは生まれて60日、メスは生まれて45日ぐらいで繁殖可能になります。
メスは生後6ヶ月までに最初の交配を行うようにしましょう。

※生後7〜8ヶ月以降に最初の交配を行うと、骨盤がかたまってしまいひどい難産になり、母体に危険が伴います。
オスとメスをむやみに一緒にしても交配は成功しません。発情期以外はオスを受け入れないからです。
メスが発情期を迎えたら、メスをオスのケージに移すか、別の広いケージへ一緒にします。


※うまく交配出来ず、メスが嫌がっているようでしたら、一度別々のケージへ移し数日後に再度一緒に
してみましょう。どうしてもうまくいかない場合は、ペアの組み合わせを変えましょう。


メスのモルモットの発情周期は16〜19日間隔でおき、メスは発情期が来ると膣が開口しオスを受け入れます。また、人が背中に手を置いたり、オスが乗りかかると背中を弓なりにする「ロードシス」と呼ばれる行動をとります。
オスはメスに対して、「ぶるるる・・」と喉を鳴らしながら腰を振る、求愛ダンスをするようになります。

モルモットの発情期間は4〜17時間くらいで、この間に交尾が行われると妊娠します。
交尾の確認は簡単で、膣栓という白い「ろう」で、できたような小さな固まりがケージの中に落ちていたら交尾は成功しています。

★交尾のあとは・・・
交尾の後は、必ずオスとメスを分けて下さい。いつまでもオスとメスを一緒にしておくと、オスが必要以上にメスを追い回したりして、メスがストレスにより衰弱する恐れがあります。
また、メスの妊娠中や出産、育児中は静かな環境を作るため、オスを一緒にしないようにしましょう。
連続出産を避けるため、基本的にはオスとメスは別々のケージで飼育して下さい。

避妊、去勢手術をしない限りは、オスとメスが一緒にいると、どんどん子供が増えてしまいます。
モルモットの体の為、また飼い主さんが安全に飼育するためにも衝動的な繁殖はしないで下さい。

★妊娠中のメスに必要なもの・・・
モルモットの妊娠期間は60〜80日ぐらいです。妊娠中のモルモットはいつもよりもカルシウムやタンパク質、ビタミンが多く必要になります。
いつものエサにアルファルファ牧草(マメ科の牧草)や栄養価の高い青菜などを加え、サプリメントなどでビタミンを摂取させましょう。また、水分もたっぷり摂らせましょう。
出産日が近づいてきたら、掃除を徐々に控えるようにして下さい。
安心して子育てが出来るように、静かな環境を作りましょう。

ペビーが生まれたら・・・

モルモットは妊娠後期になると急に体重が増え、体型も洋なしの様になってきます。
出産は主に夕方〜深夜が多く、大体一度の出産で1〜6匹生みますが平均は2〜4匹です。
メスの乳首は左右対称に1対、後ろ足の付け根部分にあります。

※モルモットは出産後10時間で排卵が始まり妊娠することが可能です(後分娩発情)
これはメスにとってはとても大きな負担になります。
必ず、出産直後にケージ内にオスを入れないようにしましょう。


モルモットのベビーは、生後1時間〜2時間で柔らかい餌を食べ始め、だいたい10日ぐらい母親の母乳を飲んで過ごします。基本的に飼い主さんが手助けする必要はありませんが、ベビーは寒さに非常に弱い為、体温が下がらないように保温をしっかりしてあげましょう。

また、生後3週間ぐらいでベビーは離乳し人間が育てることも可能ですが、やはり最低でも1ヶ月は母親の側に置いてあげましょう。

※里子に出す場合は、完全に離乳してからにして下さい。すべての子供を飼育し続ける場合は、性成熟の時期(生後2ヶ月)が近づいたらオスとメスを別々のケージへ移しましょう。
はっきり性別が分からない場合は、1匹ずつ別のケージへ移します。
きちんと分けておかないと、近親交配をしてしまい、十分に体の出来ていない子供のメスにとっては妊娠・出産が大きな負担となります。

★母親のお乳が出ない、また育児放棄をした場合・・・
母乳によって母親から子供に抗体が移行するのは生後48時間までとなります。
お乳には免疫力をつけさせる成分が含まれておりますので、出来るだけ飲ませてあげるのが望ましいといえます。
万が一お乳を飲ませることが出来ない場合、モルモットはすぐにやわらかいペレットを食べることが出来ますので、ペット用のミルク(お腹に優しいヤギミルクがベスト。その他猫用ミルクでも可)やお湯でふやかしたペレットなどを与えて下さい。

モルモットの繁殖は、正しく、安全に行いましょう。


モルモットの動画映像