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プレーリードッグ資料室

輸入規制と国内繁殖について


【輸入規制について】

 厚生労働省は18日、ペット用として人気のあるプレーリードッグの輸入を原則禁止することを決めた。野兎(やと)病やペストなどの防止が目的で、感染症予防法に基づく動物の輸入禁止はサルに続き2例目。年内に政令を改正し、平成15年の春から施行する。

 北米産のプレーリードッグはペット店などで1頭2万円ほどで販売されており、昨年の輸入量は1万3407匹。8月に米国から「プレーリードッグ輸出施設で野兎病が発生し、日本にも感染の疑いのある約200匹が輸出された」と連絡があった。野兎病はヒトへ感染し、高熱、頭痛などを伴うが、抗生物質で治療できる。

 厚労省などの追跡調査で患者の発生は確認されていないが、米国ではプレーリードッグに触れてペストに感染したケースも確認されている。同省結核感染症課によると、フランスも同様の輸入禁止措置を取っているという。

既に国内で流通しているプレーリードッグについては人への病気の感染は報告されておらず、人にうつる可能性も少ないという。

規制内容は平成15年3月1日より全面禁止になる予定です。感染するとすぐに死んでしまうので、現在健康であるプレーリードッグならばまず感染の心配はいりません。プレーリードッグは危険というイメージをもたないようにしていただきたいと思います。

輸入が全面禁止になれば今後は、国内繁殖のプレーリードッグが主流となるかもと推測されますが、繁殖が難しいため、ベビーの供給が足りずに、価格が高くなることが予想されます。プレーリードッグは、いろいろな騒動があったにもかかわらず、人気が依然高いため、繁殖も盛んになってくるかもしれません。ただし健康面で安全がしっかりしたプレーリードッグだけが条件付きで輸入許可が出て輸入ができる可能性も残っています。まだ絶望的と考えないほうがいいでしょう。

【国内繁殖について】

国内繁殖が主流になるというのは、実際には、事業として繁殖を始める業者がたくさん登場する可能性があります。輸入禁止の可能性に便乗して個人やショップなども繁殖に乗り出そうというところも多いかと思います。企業的に繁殖が始まれば、国内でも安易にプレーリードッグが出回ることが予想されます。ひとつの新しい職業が増えることになるでしょう。輸入禁止のニュースが流れたとたんに、繁殖用に大量に買い占めされたという情報もはいってきています。すでに国内繁殖がビジネスとして登場しつつあります。

問題なのは、大量繁殖業者がどこまで責任をもてるかどうかということです。もちろん理想的な繁殖をする企業もあるでしょうし、そうでないところもあるかもしれません。また屋外繁殖が簡単ですが屋外繁殖では、土壌菌や感染症の防止はできません。また脱走や飼育放棄も心配になります。

当社の国内繁殖の考えとしては、責任をもって繁殖できる人と当社との協力で計画繁殖をすすめていくものです。すべて契約をかわして、行います。また室内繁殖を基本とします。実際には、プレーリードッグの繁殖はとても難しく、成功しても1年に2〜3匹しか生みません。繁殖にはノウハウがないととても成功はしませんので、当社の協力繁殖者へのアドバイスをしながら連絡をとっていきます。あくまで当方の協力されるグループ内で繁殖を行い、そこで生まれた子を責任をもって飼っていただける方へ引き渡しをする予定です。

犬の繁殖でも、良心的なブリーダーさんは、自分のところで生まれた子を、新しい飼い主さんに大切に飼っていただけるよう心をこめて引き渡しをします。そして育て親と新しい飼い主さんの顔を合わせられるような関係を望んでいます。利益追求だけの無責任な犬の大量繁殖や繁殖知識のない個人の無防備な繁殖は悲劇につながります。繁殖には確かに責任がともないます。ですから、しっかりしたブリーダーさんが登場して、そんな見本をつくりあげる必要性があります。また知識や管理が徹底して、健康で元気なプレーリードッグが繁殖されることを望んでいます。

野生のプレーリードッグの捕獲で、格安なプレーリードッグが大量輸入され、何の飼育の情報もないまま購入されたプレーリードッグが捨てプレーリーになることがありえるかもしれません。国内でも不良な大量繁殖業者の登場にも懸念を感じます。室内繁殖で大切に繁殖された、病気のない健康なプレーリードッグだけが、これからのプレーリードッグのイメージをアップし、社会的地位や認知を確立するものではないかと思います。唯一難しいのは個人繁殖では、少数しかベビーが生まれないということです。ただし、ほかの繁殖にくらべて、愛情がこもった絶対的に価値のあるものではないかと思います。

この当社の意見に賛同していただける方で繁殖を考えていただける仲間を募集しています。当社も、もともとプレーリードッグをたくさん販売したいというのではなく、健康な子を、飼育の勉強をして責任をもって飼っていただける方だけに販売してきました。その飼育をしっかりしていただけるように、情報を提供して、飼育サポートをやってきました。この延長線上で、生まれたベビーと繁殖者と飼い主の3点を結びつけられればと思います。

こういった意図で、国内繁殖をすすめていきたいと考えています。


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