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プレーリードッグ資料室

噛むということ


いろんなプレーリードッグを観察すると噛み方も色々あるようです。よく観察してみましょう。そしてその噛み方に合わせて対応をするようにしましょう。

興味噛み:
特にベビーに多いのがこれ。食べれるものかそうでないものかとりあえず囓ってみようということで噛むこと。何でも興味津々で、口にしてみようとします。あなたの指を食べ物と思われたら要注意。結構痛い思いをします。でもだんだんわかってくるので心配はいりません。指や噛んでほしくないものにビターアップルをスプレーして苦み体験させるのも方法です。

親愛噛み:
軽く甘噛みする行為です。動物全般にこの行動はよく見られます。愛情をもった対象にたいして、その表現のひとつとしてカミカミします。たいていは痛くないくらい弱く噛むのですが、加減のわからないベビーは時として強く噛むことも。怒らず愛情をもってしつけましょう(痛い!と叫んで鼻ピンする方法がいいでしょう。でもやりすぎないでくださいね)。

恐れ噛み:
ひどく怖がったときや急に捕まれた時など驚いて噛むこと。普段はそれほどでもないのに、驚いた拍子にガブッとやってしまうことです。知らない場所に連れてこられた時や見ず知らずの人に触られた時もやってしまうことがあります。血が吹き出ること間違いなしです。でもプレーリーが悪いのではなく、驚かせたあなたが悪いと思ってください。こんなときはプレーリーを叩いたりしないでください。プレーリードッグはもともと臆病なところがあります。触るときはいつでもやさしく声をかけながらしましょう。最初は食事中に頭をなでるところから始めていきましょう。少しずつ信頼関係を作ることが大切です。いつか抱っこしたりひざに飛び乗ってきたりしてくれますよ。

わがまま噛み:
自分の思い通りにならないと噛むこと。ベビーの時期に多い噛み方です。自由に遊び回りたいのに制止されたり、食事のじゃまをされたと思って噛むことです。ケージから出たがって網を噛むのもこの部類です。飼い主がえらいんだということを教えるためにも、しつけをしましょう。ケージを噛めばすぐに出してもらえると覚えるのも問題がありますね。

意思表示噛み:
エサが欲しい〜。遊んで欲しい〜。という気持ちを軽く噛むことで意思表示することがあります。その気持ちを読みとってあげましょう。

ストレス噛み:
運動不足、狭いケージ、過度のダイエット、栄養の偏り、大好きなおやつをもらえない不満などの現れとして噛むことがあります。特にひまわりの種は、麻薬のようなもので、もらえないとイライラしてしまいます。なるべく味を覚えさせない方がいいです。ストレスの原因を探して対処してあげましょう。

生理噛み:
発情期の一定期間だけ、飼い主を含むまわりの人を外敵と見なして噛みます。ホルモンの分泌がさかんになり、どうしても気が荒くなります。なるべく巣箱などで安心できる空間を作ってあげて、そっとしておいてあげることが親切です。自分の縄張りを荒らさないと思えばおとなしいものです。ケージ内のそうじなどで移動してもらわなければならないときは、厚手の皮手袋を着用します。発情期が終われば、もとに戻りますので心配はいりません。プレーリーの大切な成長過程ですのでおおらかな気持ちで見守ってあげてください。

くせ噛み:
問題のある噛み方です。人に対する警戒心をもったまま大人になったプレーリーに多いようです。ベビーの時に愛情をもって育てられなかったり、噛まないしつけがされないまま大人になった場合です。噛むことが当たり前になってしまっているので、しつけるのに時間がかかります。根気よくしつけるのと同時に愛情をもって接しましょう。しつけが厳しすぎると逆効果になることもあるので、様子を見ながら判断しましょう。でも噛み癖は次第にとれて、ベタ馴れするものですからあきらめずに接してあげてください。

威嚇噛み:
野生の捕獲プレーリーや人間に接する機会が少なかったプレーリーに見られます。人を見ると逃げる、威嚇する、近づくだけで噛もうとする。凶暴性があり、本能的に攻撃行動をとりますので危険です。やむを得ず同居している場合は、しつけをしようとは思わないで、餌付けすることから始めましょう。ケガをしないためにも手袋を着用しましょう。名前を呼びながらエサを手渡し(できれば)して、少しずつ馴らしていきます。こんな凶暴なプレーリーでも時間はかなりかかるものの、馴れてくるものですから不思議です。プレーリーはもともと本質的に人間と楽しく共存できる気質をもっているんですね。


プレーリードッグに噛まれたら:
プレーリードッグの前歯はとても鋭利で長いため、本気でかまれたら必ず怪我をします。傷口はパックリ裂け、血が吹き出ます。病院で縫うハメになることもあります。プレーリードッグが歯をカチカチ鳴らしたり、尻尾をブラシのように膨らませているときは要注意です。日頃からよく観察して、威嚇しているかどうかを見極める判断ができるようになってください。プレーリードッグを飼うにはこういったリスクが伴うことを覚悟してください。とくに発情期は気を付けなければいけません。残念ながら負傷してしまったら、ガーゼやティッシュで患部を抑え、止血します。簡単には止血できませんので、手でしたら心臓より上に上げます。すぐに病院へいって処置してもらいましょう。日頃から近くの救急病院をみつけておくことが大切です。プレーリードッグに限らず動物の口には雑菌が多いので消毒はしましょう。アナラキー症状群(動物の雑菌にたいして免疫力をもたず、アレルギーをおこしてしまう体質の人間)でない限り、きれいな切り傷口になるのですぐに治るでしょう。プレーリードッグを飼っている人の多くは1度はこういった体験をしています。忍耐と強い愛情がなければプレーリード ッグを飼えないのです。噛まれても決してプレーリードッグを捨てたりしないでください。また他の人を噛ませないように管理をしっかりしてください。



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