飼育相談回答


乾燥野菜やネギは体によくないと聞いたのですが?

それはまだなんとも言えません。乾燥野菜は草食動物にとって大好きなもののひとつです。新鮮野菜が手に入らないときには便利な商品でもあります。日本でペット用として販売されている乾燥野菜は主にインドネシアで栽培加工されているようです。残留農薬による発ガン性を指摘する声もありますが、まだ影響がわかっていないのが現状です。新鮮な果物や野菜を少量与えれば、乾燥野菜は必要ないと思います。無農薬にこだわる必要はないかと思いますが、リンゴ等は皮をよく洗浄して切ったほうがいいかと思います。小さな動物は、微量の添加物や薬品でも大きな影響を受けることがありますので。

ネギやタマネギは禁物です。タマネギやネギに含まれるアリプロピルジスルフィドと言う成分物質によって、血液を破壊したり中毒性の腸炎を起こすことがあるからです。症状は貧血や黄疸、元気がない、嘔吐、下痢などです。たまねぎ中毒急性中毒の場合、1日から2日で赤や赤褐色の尿が出て、さらに下痢や嘔吐を起こします。貧血に陥ることがあり、眼の粘膜が白くなったりします。脾臓がはれることもあります。この成分は加熱しても破壊されないので乾燥ネギなども、おすすめできません。その他に、ニラ、ニンニクは刺激が強く、ほうれん草、ナスはあくが強いので与えないほうがいいです。除草剤のかかった草もやめましょう。


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