Qプレーリードッグを飼うにあたって心構えなどありますか?
A飼う前には、プレーリードッグについてなるべく勉強しておくことをおすすめします。ペットショップのなかには間違ったことを教えたり、いいことしか言わないところも多いからです。いいところだけでなく、苦労する点なども念頭において飼育を始めることが肝心です。あとで後悔しないためにも知識をみにつけましょう。かわいい、小さい、よく慣れる、わりと静か、それほど臭わないという利点があると同時に、慣れるまで噛みつく、何でも囓って壊す、どこでもトイレをする、発情期になると気が荒いというデメリットもあります。それらをふまえて対応したり、愛情をそそいでいただければ立派な飼い主さんになれると思います。
飼えば気がつきますが、プレーリードッグは寂しがりやで甘えん坊です。プレちゃんにとっては飼い主のあなたじゃなければダメなんです。ですから旅行で数日間ほかっておくことも、どこかに預けるということもプレーリードッグにしてみればとても辛いことです。旅行にいくことはできなくなると思ってください。あるいはそんな時に協力してもらえる身内や友人をつくってプレーリードッグの世話を共同でおこなっていくことも大切かもしれません。2才を過ぎたら里子に出すことはまず無理だと思ってください。一生面倒を見る前提で飼い始めてください。
そんな甘えん坊のかわいいプレーリードッグですから、あなたはきっとその子に愛情をそそいでくれることでしょう。お互いの絆は他のペットに比べてかなり強いものになります。動物の寿命は人間より短く、いつかは飼い主より先に死を迎えます。その時の悲しみはかなり深いです。最愛の子を失った母親と同じくらいになります。ペットロス症候群になって立ち直るのに時間がかかるかもしれません。そんな時に悲しみを共感してくれる人、悲しみを聞いて受け止めてくれる人がいれば、きっと心強いでしょう。飼育のことも含めて相談できる人を見つけておいたらいいですね。
飼う前にこれらのデメリットまでも教えてくれるお店や今後の飼育相談をしてくれるお店を見つけ、信頼関係を築くことが大切だと思います。