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デグー飼育情報 |
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デグーとは・・・
アンデスの歌うデグーマウス 遊んでほしいときは歌うようにして甘えてくるかわいい動物です 外見はハムスターに似ていますが、モルモットやチンチラの仲間(テンジクネズミ)で草食性動物です。 また、強い社会性をもった、コロニー(5〜10匹の小さな群れ)で生活しています。同じ群れのメスは同一の場所で出産し子育てをする習性があります。また様々な音声でのコミュニケーションが非常に発達しており、現代では言語学の研究にも使われる位です。よく慣れるため、欧米ではペットとしての歴史も長いです。慣れてくると、歌を歌ったり、飼い主さんに鳴き声で話しかけたりします。 ![]() デグーを飼育するときは、単独1匹にするか、オスとメスの1ペアまたはメス2匹で飼育することをおすすめします。 ただし、オスとメスをペアで飼育すると当然のことながら繁殖し、個体数が増えていきます。 産まれた個体をそのままにしておくと近親交配し、無限に増えていきますので、繁殖を望まない場合はオスとメスは別々のケージで飼育しましょう。 集団性を好むため1匹では寂しがりますが、いったん複数飼育にして、あとで単独1匹になると余計に寂しがりストレスから食欲を無くしてしまう場合もあります。ですので小さいうちから1匹飼育なら1匹だけで飼育しましょう。複数飼育の場合、メス同志や発情前の子供のオスなら集団で飼育できますが、性成熟したオス同士ですとケンカが起きてしまいます。 性別の差はほとんどありませんが、オスのほうがメスより甘えん坊なところがあります。 小さいうちに飼育を初めて飼い主さんを覚えるとよく慣れます。 |
目属性 | ゲッ歯目 テンジクネズミ亜目 デグー科 デグー属 | ![]() |
生息地 | ペルーアンデス地方の西部 | |
体長 | 12.5〜19.5cm (尻尾は別途12cm) |
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体重 | 170〜300g(平均200g前後) | |
寿命 | 5〜8年(4才で高齢です) (ほとんどが5年くらい。まれに8才まで生きるデグーもいます)) |
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特徴 | 目と首周りが白っぽくなっており、“光バンド”と呼ばれることがあります。尾の毛並みは滑らかで、先の部分が広がっているため“トランペット・テイル”と呼ばれます。亜熱帯気候で乾燥した、標高1200m以上の山地の、岩場や断崖付近に生息しています。一般的には昼行性といわれますが、野生下では昼・夜ともに活動することも多いようです。 | |
毛色 | アグーチ(ノーマル茶色)、ブルー(青)、パイド(白まだら)、サンド(イエロー色)の毛色があります。![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (サンドのブリーダーさん提供画像) 【サンドデグーの動画1】 【サンドデグーの動画2】 |
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食事 | 〔野生下〕 草、樹皮、種子、果物、サボテン、穀物、トウモロコシの茎など 〔飼育下〕 主食:牧草、デグー専用混合フードまたはチンチラ・モルモット混合フード 副食:とくに与える必要はないが、少量の野菜・果物など |
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繁殖 | 性成熟は平均6ヶ月(4.5〜20ヶ月)。 1度に4〜6匹を出産します。 |
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性別 | オスとメスの区別は肛門と生殖器の距離で判断します(ハムスターと同じ)。 【性別比較】 ![]() |
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飼育環境 | ベビーは体重14g前後の大変小さな体の為、保温性のいい水槽ケージやプラスチックケージで飼育すると良いです。 成長したら、高さと奥行きのある金属製のケージに移します。 ケージ内には巣箱や止まり木、かじり木などを入れてあげると良いです。 また、運動不足を防ぐ為、回し車なども設置して上げると喜んで回します。 快適な温度は20〜24℃。低湿度で40%前後が理想です。 |
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デグー購入後のお便り
2月14日ヴァレンタインデイに貴店よりデグーちゃんの男の子をお迎えしました。 「早くなついてもらうには、お迎えして1週間ほどはデグーちゃんのお世話のみに徹してそっとしておくこと…」というように飼育書には書いてありましたので、そのつもりでいたのですが、お迎えした子はとくべつ人懐こい性格のようです。 我家の家族となって今日で9日目ですが、もう手の中や肩の上で寝たり、後をついて回ったりしてます。ケイジに入れているときの呼び鳴きがちょっと切ないときもありますが、呼び鳴きじたいも可愛くて、もうメロメロです! 名前を呼んだら来る、というしつけ?訓練?も2〜3回教えただけで覚えてくれました。 貴店のスタッフの方から「回し車はまだ早い…」と教えていただいてはいましたが、早、入れてます。というのも、回し車がないとケイジの中にいるとき間が持たない、それほど活発な子なもので。 夫ははじめ「どう見てもネズミじゃん。本当に人になつくの?」等と言っていましたが、デグーちゃんの賢さと甘ったれな性格に目を見張り、彼もいまではメロメロです。 我家にはポメラニアンもいるのですが、デグーちゃんが怖がらなかったので、一緒に遊ぶ仲になってます。 理想的な子をお迎えすることができ、だい満足です。 ありがとうございました! ![]() |
まだまだ不思議なデグー
長年、小動物の専門店をやってきていますが、いまだにデグーは未知なる動物です。2004年に、アメリカではマニアの間に人気があるということで、専用フードの販売と飼育情報の翻訳からスタートしました。飼い方次第でとてもよく慣れるのですが、見た目に野生ネズミに見えるので、日本では人気も認知度もない状況でした。動物輸入会社に問い合わせると、大学や研究機関に生体を納入しているだけで、ペットショップでは売れないと言われました。 アメリカで一番評判の高いBrisky社のデグー専用フードをホームページに掲載しましたら、すぐに、大学や研究機関から電話があり、フードの納入依頼がありました。このbrisky社デグーフードが成分安定しているので、ずっと輸入開始を待っていたそうです。 研究内容については教えてもらえませんでしたが、海外の文献資料によると、デグ−の知能指数はとても高く、言語コミュニケーション能力が発達して、鳴き声でなく独自の言語をもって話し合うことができるので、世界 で研究がされているということでした。 どこまで本当かわからないし、あまり変なことをいうわけにはいかないので、そういったことは気にしないでいました。愛情をこめればこめるほど、甘えん坊になって、撫でてほしいって近寄ってきますし、飼い主さんのポケットにはいって離れない、そんな魅力があるので、生体の販売もしてきました。 それほど人気のペットにはなりませんでしたが、長年にわたって販売をしてくると購入していただいた飼い主さんから、いろんな体験談を聞かせていただけるようになりました。また、ペットホテルで大人になったデグーをお世話していろんな発見もありました。 「うちのデグーは、離れたケージごしに2匹が会話しています。」「私の会話を聞いていて反応します。もしかしたら話の内容を理解してるかも。」「私の感情を理解しているかも。さみしいときに話しかけてくれます。」「機嫌がいい時は歌を歌いだします。」 どこまで本当なのか、確かめようがありませんが、私もデグーのお世話をしながら、もしかしてと思うことがよくあります。研究機関では、デグーの言語コミュニケーション研究がされていることだけは間違いがないです。もしかしたら、将来、なにかの補助グッズがあれば人間と会話ができる初めてのペットとして大注目を浴びるかもしれませんね。 デグーを飼育している方、飼育経験がある方からの体験談をぜひお聞かせいただければ幸いです。いろんな情報が集まりましたら公開したいと思っています。 ![]() ![]() |
【参考資料】
★災害停電時にケージ内を冷却するアイデア。アイデア募集もしています
★災害停電時に保温するアイデア。アイデア募集もしています